AtoM第2期スタート!

皆さまこんにちは。
鎌倉新書広報部の大村です。

弊社では社内協働支援プロジェクトとしてAtoMという活動を行っています。
AtoMとは、「働く個人の幸福」と「企業の成長」を両輪で継続的に向上させ続けていくために、昨年6月から始まった組織風土づくり活動です。
これまでに、部署間を超えたチームで1つのテーマについて会議する「1テーマ会議」や、料理大会などのイベント、twitterを通して一緒に働く仲間に感謝の気持ちを伝える「フライデーカメレオン制度」など、様々な取り組みを行ってきました。

さて、9月にAtoM活動の推進・サポートをする事務局がメンバーチェンジを行いました。
風土づくりの活動の推進・サポートは、より多くの人が経験した方が良いという方針から、事務局のメンバーが2人卒業したのです。
現在は、新たなメンバーが2期生として事務局の活動を行っています。

9/11にAtoM事務局によって卒業式が開催されました。式次第や卒業証書を用意し、学校の卒業式以来の立派な卒業式が開催されたようですよ!


卒業式を経て新しくなったAtoM事務局によって、第2期の活動が始動しています。
第2期最初のイベントとして、先月25日に第2期キックオフイベントが開催されました。

このイベントでは、第2期の方針発表、外部講師をお呼びしての風土改革についての講演会、ワークショップが行われました。
方針発表では、風土改革のために、今期では具体的にどのような目標を掲げ、どのような活動をするのかを事務局から発表されました。

今期のゴールイメージは「同じ職場で働く人同士の関係を“単なる同僚”から“互いに認め合うパートナー”へと意識する」というものです。
今期のAtoMでは、この目標を達成するための活動を行っていく予定です。

このAtoM第2期として掲げた目標を達成するためには、互いの強みや弱みを含めた深い相互理解、信頼、敬意が必要です。
では、深い相互理解のためには具体的にどのようなことをすれば良いのでしょうか。他社様ではどのような取り組みをしているのでしょうか。
そこで、今回のイベントでは外部講師の方をお呼びして、どのような活動をされているのか、紹介していただきました。

今回ご講演いただきましたのは、株式会社三三の取締役、人事部長の角川素久様です。
角川様のお話の中で印象的だったのは、会社が行うべきことは“人材育成”ではなく“人材活用”であるということです。
多くの会社が“人材育成”として、社員の弱みを改善し、どんな仕事にも対応できるゼネラリストの育成を目指しています。しかし角川様は“人材活用”として社員の強みを発見し、伸ばし、活かすことを目指すべきだとおっしゃいます。
株式会社三三様は、社員全員が強みを発見するためのテストを受け、その結果や、その結果を見て思うことなどを朝会で皆の前で発表するそうです。それに対して聞き手がコメントすることによって強みを中心とした相互理解を目指している、ということでした。
他にも社内twitterや飲み会補助制度など、社員同士のコミュニケーションを促進するような制度を多く導入しています。
株式会社三三様では、社員の強みを発見し共有した上で、様々な制度によって社員同士が積極的にコミュニケーションできるような風土づくりが行われています。
これらの活動が目指すものは、今期のAtoMのゴールイメージに近く、AtoM活動のヒントをたくさん得ることができました。
角川様、本当にありがとうございました。



事務局の発表や角川様のご講演によって、社員の相互理解の大切さを再確認したところで、最後に角川様によるワークショップが行われました。

このワークショップでは、社員の相互理解を促進するためのゲームが行われました。
4,5人のチームに分かれて、チームのメンバーが順にカードを引きます。カードに書かれたお題に従って自分のことや考えを1分で発表します。
その後、他のメンバーが発表の内容について1分ずつポジティブなコメントをします。
発表者は、一番嬉しかったコメントをくれた人にコインを渡し、多くのコインをもらった人が勝ちというゲームです。
コインを渡すことで、お互いのことを知るだけでなく、お互いのことを承認することも要求されます。
普段近くの席で仲良く仕事をしている人でも、意外に個人的なことは知らなかったり、自分の個人的な考えを仲間に伝える機会は少なかったりするものです。自分のことを話し、相手の話を聞く機会が改めて設けられたことで、普段仕事では見ることのない社員の意外な一面を知ったり、自分の考えについて発表するため改めて考えたり、一人一人に新たな発見がありました。

このキックオフイベントを経て、働く仲間の相互理解が大切だということを改めて感じることができました。今後のAtoM活動でも、お互いのことを知り、より強固なチームワークが築ければと思います。
まだまだ始まったばかりの第2期AtoM。広報部ではこれからも、AtoMの活動をご報告して参ります。AtoMの今後の発展にご期待下さい!