1テーマ会議:人生のビジョンを仕事に活かす「Vision Collage」

みなさま、こんにちは。
鎌倉新書広報部の坂本です。

5月に突入しましたね!
1年365日、と言いますが、週にすると実はたったの52週間。
あっという間に時間は過ぎていきます。
新卒スタッフの奮闘ぶりを見て、私も日々の学びや考えをしっかり自分に落とし込む努力をしよう、と気持ちを新たに頑張りたいと思うようになりました♪

さて、突然ですが、仕事に対するエネルギーはどうやって育まれるのでしょうか?
職種、業種、社会での存在意義、お給料…?きっと人の数だけ、エネルギーが生まれる元があることと思います。
けれども、先に挙げたような表面的(外発的)な動機だと、環境が変わったりすることで、それが簡単に折れてしまうことがあります。
仕事はプロフェッショナルとしてしっかりやるけれども、心がどこか満足せず
いつの間にか「会社で設定された目標をただ達成すること」だけが自分の仕事になってしまうかもしれません。

個人・仲間の幸福と成長+企業の発展を目指してAtoM(エィトム)という社内風土改革活動を行う鎌倉新書では、
”働く人たちの幸福や成長と、企業の発展はお互いに欠かせないものであり、双方の向上が働く環境をより良くしていくための最大のエネルギーになる”
と考えています。
だから、設定された目標をただ達成すること、というのは、鎌倉新書にとって大きな敵になる可能性が秘められているんです。


では、どうしたら働く人たちの幸福や成長と企業の発展を両立させられるのか、モチベーションを保ち続けながら仕事を頑張れるのか―――

私たち鎌倉新書は、この問題ついて一つの仮説を元に、AtoMの1テーマ会議の中で一風変わったワークショップを行いました。
「コラージュ」というイメージを表現する手法を用いて、自分の中にある”ビジョン”を表現するというものです。
(ここでいうビジョンとは、一人一人が自分の人生の中で「こうありたい、これを大切にしたい」という目標のようなものを指しています。)



まずはアイスブレイクで体や心をほぐします。
今回はHRインスティテュート様のお力をお借りし、ワークショップを実施しました。


早速ワークショップ開始!
仕事に追われ、つい置いてきぼりにしがちな自分のビジョンを見つめなおすため、まずは自分について振り返る時間から。
自分の好きな色の画用紙に、一番”自分”が表れるような絵を描いています。


その絵の中に、「自分が思う自分のイメージ」を書き入れた後、「周囲から見た自分」を認識するため、参加メンバー全員がその人に対するイメージを書き入れていきます。
一人に対し1分ずつの時間が与えられたのですが、みんなひいひい言いながらもどんどん書き入れていました!
他人から見た自分へのイメージは、それぞれにとって「意外!」と思えるものや「よく見られてるんだなぁ」と感じさせるものが多々あったようです。


それが終わると、今度は画用紙の裏面に「お金をもらわなくてもやりたいこと、自分にとって大切なこと、パッションのあること」を具体的に5つ、ピックアップして書き出します。
趣味や社会貢献・仕事に関すること、得意なことなど、各個人で様々な5つのパッションが出てきましたよ。
そして、その5つのことを用いて、「自分は社会にどんな価値を提供できるか」を文章にしていきます。
一人ひとりが選んだこの5つのパッションは、今までの人生の中でその人を形成してきた大きな要素にも当たります。
一見、特に社会に何の価値も提供しなさそう(!?)なものでも、見方を変えるだけで立派なビジョンに変身しました。


コラージュを施す土台が単なる大きな四角い布じゃつまらない!ということで、チームでポーズをとって人型にくり抜くことに…。お腹に足が乗っています(笑)
コラージュのための素材選びにも、みんな真剣です!何しろ短時間なんです(笑)


「先程出来上がった文章=その人のビジョン」として、言葉をでイメージ化。
先日行った「Picture Story」の時のチームに分かれ、一つの大きな布にビジョンを表現しました。



見ての通り、一人一人のパーツが集まると混沌とした状態になるのですが(笑)、
どんなビジョンを見ているのか、このイメージの意味はなんなのかという話を聞いていくうちに、共通点を見つけたり、「この人はこんなことを目指しているのか」とお互いの理解が深まっていくキッカケがもらえるワークショップとなりました。
ワークショップの目的としてはビジョンを表現するコラージュを作ることでしたが、
振り返ってみると、それを作るまでにいろいろと考えた過程がとても重要なものだったことに気づきました。


先月の「Picture Story」から始まったこの一連のワークショップでは、
今年のAtoM活動の目標「自分と仲間を理解し、成長と企業の発展につなげる」ための第一段階を終えました。

鎌倉新書が立てた仮説とは、
外発的な動機付けではなく、「一生を通してこんなことを成し遂げたい」という各個人の内発的な考えと、
会社の理念・方向性がリンクする部分が感じられるほど、より強いモチベーションを保つことができる
   ↓
自分の仕事を「単なる仕事と捉えない」ことで、取り組むときの姿勢や視野が変わって、より主体的になり新しい提案などが生まれてくる
   ↓
自分が「成し遂げたい」と感じていることに通じる仕事をすることで、単なる目標達成だけでない各個人の幸せが引き出されてくる
というものです。


今後は各個人のビジョンを会社の理念と重ねていき、仕事や会社に対する動機づけと・共感を深めていく予定です。

このコラージュは、鎌倉新書の会議室の壁一面に貼られています!
ご来社の際は、ぜひご覧ください。