「現場感覚」に基づくサービスをするために

みなさま、こんにちは。
鎌倉新書広報の大村です。


本日は、社員の葬儀立ち会いのご報告です。
弊社では、法人様やお客様の声をお聞きすることは多いのですが、現場を直接自分の目で見る機会は少ないのが現状です。
特に葬儀は、お墓や仏壇のようにかたちが残らない上に、ご遺族の気持ちを考えると、むやみに見学して良いものではありません。プライベートで葬儀を経験しない限り、現場に立ち会う機会はなかなか持てません。
しかし、質の高いサービスをご提供するためには現場感覚を持つことが重要です。葬儀はお客様の悲しみに寄り添うサービスです。数値や文字で得る知識だけではどうしてもサービスの質に限界が出てきます。
そこで今回、現場感覚をつかみ、よりお客様の心に寄り添うサービスを提供するために、何社か葬儀社様にお願いして現場に立ち会う機会をいただくことにいたしました。
幸い、複数の葬儀社さまが快く受け入れてくださり、何人かの社員が見学に行くことができました。

私たちは、葬儀で大切なのは故人との別れの時間・空間をしっかり持つことだと感じています。
立ち会った葬儀は、ご遺族の皆さまが故人との思い出に浸れるよう、葬儀社の皆さまが丁寧に、そしてテキパキと式を進めておられることが印象的でした。葬儀社様だけでなく霊柩車の運転手様や配膳業者様など、葬儀に携わる全てのスタッフの、会社を超えたチームワークに感銘を受けました。斎場そのものよりも、きめ細やかな配慮や素早い対応が印象に残るのだなと感じた瞬間です。
また、事前に個人の好きなものを聞き出し、メモリアルコーナーに備えていた葬儀もありました。こうしたことから企画力や、事前の打ち合わせなどが大切で、故人に合った「お別れの仕方」をプロデュースすることが大切だと感じました。


葬儀について、我々はプロとして日々勉強を続けておりますが、今回の立ち会いで、言葉から学ぶのとはまた別の学びを得ることができました。
特に、セレモニー特有の緊張感を、直接感じる機会は新鮮でした。この経験を大切にして、これからも現場感覚に基づくサービスを模索し続けていきます。

また、直接現場を見ることで、私たちはお客様の大事な人生の締めくくりをお手伝いさせていただいているという認識がより強くなりました。改めて、この業界の仕事に大きな意味を感じています。


立ち会いを快く受けてくださった葬儀社の皆様、ありがとうございました。