上野千鶴子氏 特別講演 共催フォーラム、ご好評頂き終了いたしました

こんにちは。鎌倉新書、広報の榎本です。

株式会社鎌倉新書と一般社団法人コミュニティネットワーク協会は、

2015年10月27日に上野千鶴子氏特別講演 フォーラム「親も、私も、自分らしく最期まで生きる」(会場:パルテノン多摩・小ホール)を開催いたしました。

 

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開場時間前から、沢山のお客様にお並びいただき定刻より少々早目に入場開始させて頂きました。

 

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パルテノン多摩・小ホールは300名のお客様で満員となりました。

  

第1部は、上野千鶴子親も、私も、自分らしく、最期まで生きる ~日本の大問題『10年後を考える』~」というテーマでお話いただきました。

10年先の「超高齢社会」を見据え、今後の医療、介護はどうなるか。

年金や生活設計をはじめ、「ゆいま~る」をはじめとするコレクティブ・リビング(共同住居)、訪問ナースによる在宅医療、在宅介護、家族の役割と責任、親の介護が始まったらその時子供は何をしたらいいかなど。

超高齢社会において不安に感じる事柄を網羅的かつ端的に、時折柔らかい関西弁で会場の笑いを誘いながら、お話しされました。

「つくづく死に方は生き方だと感じます。家族問題をその人が決めます」という奥深い言葉で締めくくられました。

 

関係者からも、「力が抜けているのに夢中で聞いてしまう。素晴らしい講演だね」「とてもお話がうまいね」などの感想がありました。

 

 

第2部は、 上野氏を交え、3名のパネラーでパネルディスカッションを行いました。

コミュニティネットワーク協会副会長の近山氏並びに、弊社の代表清水もパネラーとして、登壇いたしました。

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株式会社コミュニティネットが運営する日本版CCRC(※1)「ゆいま~る」に現在入居されている、コミュニティネットワーク協会副会長の近山氏から、那須や高島平などの「ゆいま~る」の紹介がありました。

また、近山氏はご自身が母親の介護をした経験談や母親の介護を通じて「生き方や価値観が合う人が傍にいることが大切」だと気づき、このことが「ゆいま~る」を立ち上げる動機となったとお話しされました。

 

(※1)米国発祥の暮らし方「継続的なケア付きリタイアメントコミュニティー」の略。高齢者が自立して生活できるうちに入居して、社会活動に参加し、介護が必要になった場合も医療を受けながら暮らし続ける仕組み。

 

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続いて、 上野氏より日本版CCRCについて持論を伺いました。 

 特別講演同様鋭い切り口で、時に笑いが起こります。

 

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その後、弊社代表の清水が紹介されました。

 

後世の棲家の専門家、出版社代表の清水です。

当社は、ネットで検索できる「いい葬儀」「いいお墓」「いい仏壇」というサイトを提供する会社です。

葬儀やお墓、仏壇の相談および葬儀社のご紹介をしております。

 

例えば、一人娘の方からの電話相談の事例をあげました。

実家の母親が亡くなり、家の片づけをしていて仏壇を今の家(夫の家)には持っていけないけど、位牌だけでも今の家の仏壇に置きたいと義母に相談したところ、「宗派が違うからあなたの位牌は置けないのよ」と言われて困っている。

 

江戸時代の檀家制度というシステムでは、家を継げないことは想定されてませんでしたので、いまは前提が崩れてきている。

いままでは、食事で言えば定食のようにパッケージでよかったが、いまは個人がアラカルトメニューを作らないといけなくなってきている。

生前から死後に対するご相談は増えてきていて、

毎日のように泣きながら「子供たちに迷惑をかけたくない、でも決められない」という声があります。

私たちは、お客様の状況やご希望を聞きながら、客観性を持ってご提案いたします。

 

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 話題は、町田ヒルズハウスプロジェクト ~カレッジリンク型コミュニティに移っていきます。

生活の場に学びの場がある多世代型コミュニティについて、パネラーで意見を交換しました。

 

 

近山氏は、上野氏のご指摘どおり問題もあるかと思うが、

「必要だがないものをどう作るか」が、一般社団法人としての私たちができることですので、

多世代で異文化交流ができるこのプロジェクトをぜひ成功させたいので、

再考しながら進めていきます、と本フォーラムを締めくくりました。

 

 

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フォーラム終了後には、弊社相談ブースにてお墓や葬儀、相続のお話をさせていただきました。

 

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ご参加頂きました皆様ならびに関係者の方々、誠にありがとうございました。

 

www.celavi.net