こんにちは。鎌倉新書、お墓事業部の草川です。
2015年10月26日、駿台トラベル&ホテル専門学校、葬祭マネジメント学科でのお墓概論(全7回)講義の、第3回が行われました。
第3回の講師は、鎌倉新書所属のメモリアル・ジャーナリスト北川雅夫です。
今回のテーマは「世界のお墓から学ぶ葬送文化の移り変わり」でした。
まずは、近代日本の墓地の変遷を紹介していきます。日本で喪服が黒になったきっかけは、明治天皇の母(皇太后)の葬儀で、政府が「列強(欧米)の国賓に笑われないように」と「喪服を黒に」と告知したことなどが語られます。
画像を多様したプレゼンテーションは目にも楽しく、生徒の皆様は熱心に聞き入っていました。
イタリア、フランス、スペインのお墓は、大理石が使用された芸術性の高いものが多いことが分かります。
ドイツ、スイス、北欧のお墓は、森林や植栽と調和した、自然回帰の発想のものが主流を占めています。
そして、アジアの最先端をゆく上海福寿園の人文墓地の紹介もしていきます。
最後に、欧米に影響を受けた日本の霊園や、様々なデザイン墓の事例を紹介いたしました。
次回は、株式会社はせがわの山門武史さんから、一般の方が墓石を購入する流れについてお話していただきます。
※駿台トラベル&ホテル専門学校および生徒様の許諾のうえ、写真を掲載しております。