「グローイングアップトーク」~ 西本 暢 編 ~ 最終講義

こんにちは! 西本暢 親衛隊隊長の古西健太郎です。

本日は、酸いも甘いも、奪う悦び(詳細は下記)も知る “西本暢” の最終登壇ということで、隊長のぼくが広報ブログを担当させていただきます。

 

勘の良い方はお気づきかもしれません。

この西本、惜しまれながらもこの春、10年在籍した鎌倉新書を卒業することになってしまいました。(隊長以下みな力づくで引き止めましたが力及ばず…)

 

そもそも彼は、「鎌倉新書といえば・・・」という枕詞がつく際、真っ先に思い浮かぶメンバーです。十数名の業界出版社だった鎌倉新書がIT企業として基盤を築き、100名規模の上場企業になるまで、「この10年で大躍進を遂げることとなったその立役者はだれか?」と問えば、「西本暢だ」と言う人が少なくないほど、これまで鎌倉新書に絶大な影響力を及ぼし続けた人物でありキーパーソンなのです。

 

そんな西本が全社メンバーに向けて、最後にグローイングアップトークをすることになりました。

 

※グローイングアップトークとは?

 ・20代~30代にどんな仕事をしていたか

 ・あの仕事があったから今の私がある

 ・逆境に耐えてやり抜いた体験

などなど、第一線で活躍している先輩社員に自身の経験を赤裸々に語ってもらう会です。

鎌倉新書には多彩な経歴をもった社員が多数在籍しています!

過去の様子はこちら → 第1回 → 第2回 → 第3回

 

【西本最終講義の目次】

 ・ターニングポイント1:見事に坊主にならなかったとき

 ・ターニングポイント2:India

 ・ターニングポイント3:China

 ・ターニングポイント4:渡航

 ・ターニングポイント5:鎌倉新書

 

※まず、最初に断っておきますが、彼のストーリーは鉄板コンテンツがあまりにも多すぎるため、できるだけかいつまんでお伝えいたします。

 

・ターニングポイント1:見事に坊主にならなかったとき

西本暢

実家の寺(1万坪)でずっと飼っているペットが孔雀(クジャクポーズ付)

西本は寺の跡継ぎ(長男)としてすくすく育ち、父親から「これからの坊主は世界を知らにゃいかん!」と10台前半に一人海外に放り込まれるものの…

 

それが仇になってか、やりたいことがあるからと坊主の道に進まず、結果しれっと次男に継いでもらう。

 

 学ぶべきポイント① >>

やりたいことがあるなら鈍感に生きよ

 

・ターニングポイント2:India

西本暢

藤原新也著の「メメントモリ」の名言に唸っている様子

高校時代はまだバブル真っ只中。

日本のそんな浮かれた雰囲気にどこか嫌気がさし、藤原新也の写真集の1ページにあった

「ニンゲンは犬に食われるほど自由だ」

という一言に衝撃を受け、なぜか一人インドへ。

着いて1週間も経たずに身ぐるみをはがされ、インドの田舎の牢獄に放り込まれる。

 

その後、1週間ほどで着の身着のまま放り出され、盗みや物乞いをしながら路上生活を送り、デリーまで”なんとかがんばって”移動。

Great India!

いやいや辛すぎでしょ!!

あまりにハードモードすぎませんか!?

 

そこからようやく、親と連絡が取れ航空券代を送金してもらうが、

パスポートもなくしていたため再発行の手続きをするはめに。

 

ただし発行に時間がかかるため、暇つぶしで砂漠へ。

そしてここから先を読んでいただく前に

 

隊長のぼくの心の声を聴いていただきたい。

どう考えてもおかしい

 

なぜ、、、なぜ砂漠で出会ったラクダに航空券代全額をつぎ込んだんだ

ラクダに一目ぼれした瞬間

次回、ラクダを購入した西本は果たして無事に日本に帰れるのか!?

(続くのであれば)

 

西本は、そのラクダで砂漠のオアシスを転々とした後、

購入時とほぼ同額でラクダを売ることに成功!!

 

そんなこんなで無事に日本に帰国。

(とうに夏休みが終わっていたため、教室の自席には花が置いてあったらしい)

 

学ぶべきポイント② >>

若い時の苦労は買ってでもせよ

 

・ターニングポイント3:China

西本暢

地図を反対側から見るべき理由を力説している様子

小学校時代に「中国が世界の覇権を握る時代が来ることを確信していた」という西本、かねてより決めていた中国へ留学。(当時の中国は停電断水が日常だったらしい)

 

まずは、地の人になりきろうと中国人の真似を徹底的に行う。

 

そんな中でまた、強い衝動に駆られてしまう。。。。

西本暢

また一目ぼれしてしまった瞬間

ロバ

 

もはやネタとしか思えない。

むしろネタなんじゃないだろうか。

 

。。。しかし最初のラクダの方がインパクトが大きいので、おそらく事実(なのだろう)。

 

外国人(かつ学生)は、普通はロバを買えないらしい。しかし、中国人になりきった西本はなんなく手に入れてしまう。

※西本曰く、中国語で「上有政策、下有対策」を意識すれば良いらしい。

 

学ぶべきポイント③ >>

真似るなら徹底的に

 

・ターニングポイント4:渡航

西本暢

たくさん失敗してきたことを笑顔で語る

ついには世界に魅せられた勢いで、日系大企業の内定をすべて蹴って、なんの保証もないまま卒業後に渡航してしまう。

 

しかしここから、飯が食えるようになるまでながいながい茨の道を歩む。

外で失敗し、日本に帰国後も失敗し、失敗し続け。。。

 

そして、ようやく食えるようになった飯のタネの一つ、やっぱり気になりますよね。

自主規制

エピソードはここではあいにく書けませんが、競合はD●Mさんとだけ申し上げておきます。(殺し文句は、「奪う悦び」だったとのこと)

 

学ぶべきポイント④ >>

どんな人でもスーパーサイヤ人になれる(うまくスポットライトをあてる。存在意義を呼び覚ます)

 

・ターニングポイント5:鎌倉新書

西本がジョインした当時、鎌倉新書が入っていた雑居ビル(日本橋久松町

ここからは、10数名の零細企業だった鎌倉新書がいかにして拡大、成長してきたのか、10年の泥臭い道のりを振り返って、想いを込めて語ります。

 

西本が長男坊として育て上げた「いいお墓」飛躍のきっかけ、中長期戦略、ゲリラ的施策をはじめ、

いい葬儀、いい仏壇、お客様センター、新規事業…を陣頭指揮してきた彼の失敗成功秘話が炸裂です。

 

「ない」からはじまるワンダーランド

 逆境をあえてつくりだせ

 泥臭く進め

 魂を入れろ

 未経験を楽しめ

 安易に謝るな

 

金言もバンバン飛んできます。

息子2人とも出社し、毎朝会議室で一緒に勉強していたという

…などなど。

紆余曲折を経ながら急成長させてきた彼の行動力や、そこで習得した気づきや要諦は、鎌倉新書のメンバーにとって刺激的で価値の大きい学びとなりました。

 

学ぶべきポイント⑤ >>

・事業を創ることは子育てと同じ。それくらい想いを込めることが大切

・お客様からの生の声に敏感であること。常に洞察すること

・キーパーソン、重要なサービスパートナーは、何年かけてでも諦めず落としにいく

・型破りでも、時には思い切った選択をすることが突破口、大きな一歩につながる

 

そしてラストはメンバーからの質問攻めです。

Q: 鎌倉新書の10年で一番苦しかった時は、いつですか?

 

Q: 西本さんは「クレームが好き」と言いますが、普通はそうではないと思います。怖いとか物怖じというものがありますが、そういうクレームを怖いとか苦手と思ってしまう人に向けてのアドバイスがあればぜひ教えてください。

 

Q: 20代に戻るとしたら何をしますか?やっておけば良かったことやファーストキャリアの歩み方など…

 

中にはこんな質問も・・・、、

Q: 年上の女性にモテるためにはどうしたら良いのでしょうか?

 

実に、盛り盛りのコンテンツでしたが、「グローイングアップトーク 西本暢編」は盛況のうちに締めくくられました。

 

今後、西本の話や教えを社内で直接受ける機会がなくなってしまうことはとても寂しいですが、彼がこれまで鎌倉新書に遺してきたDNAは、個々人のメンバーや組織にも脈々と受け継がれています。

 

また、鎌倉新書には魅力的かつ多彩なメンバーが他にもたくさん在籍しています!

話を聞いてみたい!という方はこんなフランクな機会もあるので、気軽にお問合せください。

 

以上、親衛隊隊長の古西から、西本暢最終講義のレポートでした。

 

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