今、どんな霊園が求められているのか?(「お墓の消費者全国実態調査」より抜粋)

皆さま、こんにちは。
鎌倉新書広報担当の伊藤です。

弊社では昨年7月、お墓を購入なさったお客様へ消費者調査を実施致しました。
当ブログにおきましても、その一部を公開いたします。

◆顧客が検索するキーワード、しないキーワード

「自社サイトを作ったものの、お客様が見てくださらない」
SEO(アクセス数アップ)がうまくいかない」
このようなご相談を頂くことがあります。

多くのお客様は、GoogleYahoo!といった
検索サイトで気になるキーワードを入力し、他のサイトにたどり着きます。
そこで、一般のお客様がどのような言葉を使って
お墓の購入を検討なさるかをリサーチいたしました。

以下の図は、墓石・霊園消費者がアンケートに答えた際に使用した
「単語」を集計したものです。

墓地やお墓といった一般的な用語が突出して多い反面、
「先祖」「供養」といった単語はほとんど使用されませんでした。
これには下のような理由が考えられます。

(1)お墓を建てる目的が、先祖供養ではなくなった

(2)お墓について説明するときに、目的(供養など)という言葉を避けている

いずれにせよ、日常で使う以上の言葉で検索する人は少ないため
たとえば公式サイトに「供養」「仏様」という単語を頻繁に使っても
検索してくれる人が少なくなってしまいます。

「霊園」「お墓」といったもっと一般的な言葉を使い
さらにそこから1歩絞ることのできる追加の単語を選ぶことで
ウェブサイトを経由したお客様の増加を狙えます。

○「霊園」といった簡単な言葉だけですと、数万件も検索結果に出てしまい
 自社サイトを見つけていただくのが難しくなります。

○どんな単語を追加させればよいかについては、
 月刊『仏事』今月号より連載中の『葬儀社・仏壇店・石材店のためのSEO』に
 詳しく掲載致しました。
 こちらのSEO Blogでもサイト運営に関する様々なSEOノウハウを詳しく公開しています。


◆お墓は「安くて当たり前」の時代に

永代使用料は前回調査時(2011年2月)よりさらに下落し、
100万円以上を支払うお客様が減少しています。

墓石の形状についてもより安価な洋型を購入した顧客が増加しており
供養産業のデフレが続いている状態と考えられるでしょう。

しかし、緩やかであるものの墓石価格の二極化が進んでいます。
金額を気にせず高品質な墓所・墓石を手に入れたい消費者と
価格面を最優先にして、その他の条件を妥協する消費者の
2者に分かれつつあります。

大手チェーンが次々とエンディング産業へ参入してくる昨今、
生き残りをかけて高価・高品質な霊園や墓石販売へターゲットを絞り込むか
それとも全く新しい価値を提供することで差別化するか。
厳しい市場での、決断が迫られています。

なお、全ての結果は弊社雑誌、月刊『仏事』2011年11月号に掲載しております。
詳細はこちらをご覧ください。
弊社ポータルサイトの「いいお墓.com」でも公開しています。

■第2回「お墓の消費者全国実態調査」
・調査日:2011年7月1日
・調査対象:「いいお墓.com」から資料請求・相談され、お墓を購入された方
・有効回答数:639名

※当調査内容に関するご質問、掲載や取材の希望については
 以下までお問い合せください。


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