こんにちは。鎌倉新書、お墓事業部の草川です。
2015年11月9日に、駿台トラベル&ホテル専門学校、葬祭マネジメント学科でお墓概論(全7回)講義の、第5回が行われました。
第5回の講師は、有限会社中村節朗石材 代表取締役 中村卓史さんです。
今回のテーマは「お墓が出来るまで ~丁場から墓地まで~」でした。
自己紹介の後、中村節朗石材の丁場で採掘される庵治石の歴史や特徴、庵治石で建立された著名人のお墓などについて説明します。
日本で採掘される石の種類と分類について語った後、石の採掘についてに言及していきます。
丁場での発破の光景が動画で流されると、生徒の皆さんの目がモニターに釘付けになります。
「採掘の仕方」「採掘に必要なもの」「採掘の作業」「採掘をするということ」など、普通では、なかなか知り得ることが出来ない専門的な内容へと話は展開していきます。
中村さんのお話に、皆さん真剣に聞き入ります。
石の加工の仕方、文字彫刻について、仮組み検品・荷造り・運搬などの工程についても説明し、耐震・免震施工、施工の地域性など、墓石施工について説明します。
最後は、「お墓とは何か」という問いを生徒の皆さんに提示し、授業を締めくくりました。これまで知らなかった丁場で行われている実務を享受できた楽しい授業となりました。
次回は、生徒さんたちにディスカッションしてもらいながら、お墓についてもう少し深く考えてもらうカリキュラムを行います。
※駿台トラベル&ホテル専門学校および生徒様の許諾のうえ、写真を掲載しております。