第5回 墓地概論の講義が行われました

2017年1月11日に、駿台トラベル&ホテル専門学校、葬祭マネジメント学科でお墓概論(全7回)講義の、第5回が行われました。

第5回の講師は、有限会社中村節朗石材 代表取締役 中村卓史さんです。
今回のテーマは「お墓が出来るまで ~丁場から墓地まで~」でした。

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大学卒業後は、石材店での営業やアメリカの石材店での研修を経て、家業である石の採掘業に就かれたという、自己紹介から始まりました。

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中村節朗石材の丁場で採掘される庵治石の歴史や特徴、庵治石で建立された著名人のお墓などについて紹介しました。

庵治石の希少性や高品質を維持するための加工技術、日本で採掘される他の石の種類と比較しながら説明しました。

 

石の採掘については、発破方法の違いによる石の割れ方の違いを解説しながら、丁場での発破の光景を動画で紹介しました。

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丁場での発破の動画や石の切り出しの動画という、現場の臨場感の伝わる動画に生徒さんの目は釘付けでした。

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「採掘道具」「採掘作業」「採掘をするということ」など、普通では、なかなか知り得ることが出来ない専門的な内容へと話は展開していきます。

また、実際にご依頼いただいたお客様の背景やお客様とのやりとりも紹介しました。

 

「石というのは、人工に作り出せない半永久的に残る唯一無二のものです。

私は、お墓というものは、家族の絆や想い、亡き人とこれからを繋げるものだと考えています」

「皆さんも、葬儀社や関連企業にお勤めになられると思います。

亡くなった方に関わるということは、悲しい想いをされた方が沢山いらっしゃいます。

ご遺族様の気持ちに寄り添って、ご遺族様が癒されるよう、しっかり勉強して頂いて、良い仕事ができるように頑張ってください」とエールを送りました。